DX推進、実際どうやって?

 

「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」は段階的な関係にあるという考え方は、経済産業省をはじめとする多くの専門機関や企業によって支持されています。「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」について紹介します。

 

1 出発点: データのデジタル化

● デジタイゼーション – Digitization
アナログ情報をデジタルデータに変換することです。
例としては、紙の書類をスキャンしてPDF化、手書きの帳票をOCRでテキスト化したりExcelに入力しデジタル化することです。
目的としては、業務効率の向上やコスト削減・情報の検索性の向上があります。
デジタイゼーションは、既存の業務をデジタル化する第一歩になります。

 

2 中間段階: 業務プロセスの最適化

● デジタライゼーション – Digitalization
個別の業務や製造プロセスをデジタル技術で効率化・最適化することです。
例としては、オンラインで書類を承認することやRPAによる業務自動化、ERPシステムがあります。
目的は、業務効率の向上、コスト削減、顧客体験の向上、新たなビジネスモデルの創出があります。
デジタライゼーションは、デジタル技術を駆使して、電子化した情報を活用してより効率的な仕事の仕組みを構築する取り組みです。

 

3 最終目標: ビジネス変革・DX

●デジタルトランスフォーメーション – Digital Transformation
デジタル技術を活用して、組織全体の業務やビジネスモデルを変革し、競争優位性を確立する取り組みをすることです。

DXの基本のキ

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