従業員の働きやすさを第一に考えたディスプレイ環境の見直し

30年以上前はCRT(ブラウン管)モニターが主流でしたが、今では液晶や有機EL、さらに高解像度のディスプレイが一般的となり、業務環境も大きく変化しています。このディスプレイの進化は、今や企業の生産性向上や従業員の働きやすさに直結しています。パソコンを使った業務が日常的になっている現代、ディスプレイの進化も著しくなっています。
最近では、デスクトップパソコンで複数のディスプレイを使ったり、ノートパソコンに大型ディスプレイをサブ画面として追加したりするケースが増加し、作業ごとに画面を切り替える手間も減り、複数の書類やアプリを同時に開きながら効率よく作業できる環境が整ってきました。今回は、業務効率を向上させるディスプレイを紹介します。
従業員満足度アップのためのディスプレイ選び
従業員が快適に長時間作業できるオフィス環境づくりは、企業の成長には欠かせません。中でも、目の負担や姿勢への影響が大きいディスプレイ選びはとても重要です。
例えば、ある税理士法人では全職員にフリースタイルスタンド付きディスプレイを1人2台ずつ導入。画面の高さや角度を自由に調整できることで、姿勢改善や目の疲れ・肩こりの軽減につながり、従業員からも好評を得ています。また大きな画面や複数台の利用によって、効率的な作業ができるだけでなく、快適な職場環境づくりにも一役買っています。
最新ディスプレイのトレンドと活用方法
● 超ワイドモニター
複数のウィンドウを並べて作業する際、超ワイドモニターは圧倒的な表示領域を提供し、作業効率を飛躍的に高めます。1台でマルチディスプレイのように使え、マルチディスプレイと違い、ベゼルがない状態でウィンドウを並べられるので、見やすく、効率よく作業が進められます。複数のアプリやウィンドウを開いて同時に作業する場合、毎回ウィンドウのサイズや位置を程よく調整するのは意外と手間がかかりますが、Windows11の「スナップレイアウト」機能を活用することで、アプリやウィンドウを簡単に画面の特定の位置に整列でき、複数のウィンドウを効率よく切り替えられます。PCとスマホ画面を同時に表示できるモデルもあり、重要な連絡や最新情報を見逃さずに済むのもメリットです。
● USB Type-C搭載モニター
USB Type-Cケーブル1本でノートPCと接続できるモニターは、映像や音声の入出力、さらには充電までまとめて担える優れもの。ケーブルが減ってデスク周りがすっきりするのはもちろん、出張や会議への持ち出しもケーブル1本で完了。コンセントの数も最小限で済み、モバイルワークの強い味方です。
● 縦横回転(ピボット)機能のあるモニター
A4縦の書類などを扱う機会が多い税務・会計業務などでは、ディスプレイを縦型に切り替えて使えるピボット機能が便利。表示範囲が広がることでスクロールの手間が減り、結果的に業務効率が上がります。
● モバイルディスプレイ(モニター)
ノートPCと併用して使うモバイルディスプレイは、外出先での打ち合わせや商談時にも大活躍。クローンモードで同じ表示を共有したり、拡張モードで作業領域を広げたりと多様な使い方が可能です。
IT環境見直しで始める「働き方改革」
最近は電子帳簿保存法やインボイス制度への対応をきっかけに、IT環境の見直しを図る企業様も増えています。「高価な設備投資が必要?」と思われがちですが、実はディスプレイを変えるだけでも業務が驚くほど楽になる例がたくさんあります。まずは、マルチディスプレイ導入から、働きやすい環境づくりを始めてみてはいかがでしょうか。
福島リコピーは、お客さまの業務内容や働き方に寄り添い、ベストなIT環境をご提案しています。 「ディスプレイを変えただけで、仕事が驚くほど楽になった!」といったお声も多数いただいております。
ディスプレイやIT環境に関するご相談、働き方改革やDX化のお悩みも、お気軽に福島リコピーにご相談ください。