自社のWebサイト、モバイルフレンドリーですか?

~ユーザーの使い勝手を考慮した、“フレンドリー”なWebサイトとは~

●インターネットの閲覧環境に大きな変化が

インターネットが世の中に普及しはじめたころ、Webサイトの閲覧はパソコンに限られていました。しかし現在は、スマートフォンやタブレット端末をはじめ、ゲーム機やテレビまでインターネットにアクセスできるようになるなど、端末の種類は多岐に及んでいます。端末を操作するユーザーもまた、自分のライフスタイルにあった機器を生活行動にあわせて選び、インターネットにアクセスするようになりました。

●時代はモバイル端末にシフト

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242110.htmlから引用。

近年わが国では、モバイル端末の中でも特にスマートフォンユーザーが増えていることは周知の通りです。その動向は総務省のデータを見るとよくわかります。例えば、2020年における世帯あたりの情報通信機器の保有状況を見ると、パソコンは70.1%、スマートフォンは86.8%です。時代をさかのぼると2017年を境に、インターネットの利用動向はパソコンからスマートフォンに確実にシフトし、その差は年々広がる傾向にあります。ちなみに、タブレット端末の保有状況は38.7%で、こちらのユーザー数も着実に伸びています。

(出典/総務省「通信利用動向調査」より)

●モバイルフレンドリー化が急務な理由

以上のような状況下で注目したいのが、最近耳にする「モバイルフレンドリー」というキーワードです。端的に言うと、モバイル端末などスマートフォンでも使いやすい(閲覧しやすい)Webサイトのことで、今やモバイルフレンドリー化はすべてのWebサイトで不可欠と言っても過言ではありません。なぜなら、インターネットの利用動向がパソコンからスマートフォンにシフトしていることは先に触れた通りですが、例えば日常業務などでホームページを検索する際、デスク上のパソコンを使わずにスマートフォンを利用する機会が増えたと思いませんか?主な理由は、わざわざパソコンを立ち上げてWebサイトを閲覧するよりも、手持ちのスマートフォンで検索した方が手っ取り早く簡単だからです。

●直帰率の高さが、検索順位にも影響

このとき、モバイルフレンドリー化されていないWebサイトの場合は、スマートフォンでの閲覧に適していないため、見づらかったり操作性が悪いなどサイト閲覧者はストレスを感じます。すぐに「戻る」ボタンを押して他のWebサイトに行ってしまい、結果としてホームページを観てもらえません。しかも、サイト閲覧者の直帰率が高いとGoogleの評価が落ち、ひいては検索順位(SEO対策)にも大きく影響します。Webサイトがモバイルフレンドリー化されていないと、マイナス面ばかりがクローズアップされる結果となりました。

以上、今回はモバイルフレンドリーの概要と必要性について解説しましたが、次回のブログでは、モバイルフレンドリーなWebサイト構築のポイントについて解説します。