株式会社は省略してはいけない?

メールをはじめ、見積書・請求書・FAXなどの書類や、郵便・宅配など、宛名を書く機会がたくさんありますが、社名を省略しているものを見かけることがあります。弊社は「福島リコピー株式会社」という社名ですが、会社形態の “ 株式会社 ” の部分を省略して「福島リコピー(株)」と表記されることが稀にあります。会社形態の “ 株式会社 ” も含めて社名になりますので、株式会社を(株)と省略することは、お客様や取引先などのお相手に対して、大変失礼にあたります。

お相手の会社名は省略せずに「株式会社○○○○」と書いて、遜る意味として自社名を省略した「(株)○○○○」と表記する方がいらっしゃいますが、省略すること自体が手抜きをしているイメージを持たれる場合もございますので、自社名でも省略することはおすすめしません。また、逆のパターンでお相手の会社名を省略し、自社名は「株式会社○○○○」と表記する方が稀にいらっしゃいます。心象がよろしくないのでやめた方がよろしいかと思います。

省略については、別記事でご紹介させていただきました、機種依存文字の中にも(株)の省略文字があります。機種依存文字の省略文字も、もちろん使わない方がよいです。たくさん手書きする場合はとても大変かと思いますが、省略はしないことをおすすめします。パソコン・スマートフォン・タブレットなどは、単語登録の機能を使い「かぶ」と入力して変換すると「株式会社」と出るように登録するなど、入力の手間を軽減する方法もありますので、よく使う単語・フレーズを使いやすいように単語登録をされるとよいと思います。

様々な人と気持ちよく、円滑に仕事を進めるためのビジネスマナーとして、会社名の会社形態は省略しないようにしましょう。