補助金・助成金を勝ち取るカギは “ DX ” だった!

多くの企業で、デジタル化を行っています。デジタル化は企業の大小は関係はありません。今まで、印刷した紙を配布していた会議が、データ化され会議室ではパソコンで資料を閲覧しながら会議する形も当たり前になってきています。「紙とハンコ」から「データに電子押印する」「データ閲覧し承認する」という形になっている企業も多いです。
たとえば、会議資料の印刷を行いその資料をまとめ会議に間に合わせるアナログ作業に追われていたことが、担当者が会議用共有フォルダにデータを格納するだけで会議に使う資料となり、資料の印刷を含む会議のための準備が削減でき、デジタル化を行うことで、沢山のメリットがあります。デジタル化をするためコストを助成金や補助金の利用できる場合もありますので紹介します。
あるところであったお話
イベントがあり、手書きの申込書からQRコードを利用してフォームで申し込みができるようにしました。
時代はQRコードで申し込みという話からです。
申込フォームからのデータから申込一覧を作成する段階で、フォームデータを印刷してエクセルに打ち込みデータ化したそうです。
手書きの申込書を利用するより文字の間違いは減りましたが、印刷した申込内容を打ち込むというアナログ作業が残ってしまいました。
フォームデータをエクセルへコンバートすれば楽で打ち間違いもないのですが、中途半端なデジタル化でした。
アナログ作業の問題点
- 配布資料の印刷コストがかかる: 書類の束から抜け出せません。
- 不要な作業コストがかかる: 手書きの書類を利用すると、読めない字や誤字の記入ミスがあり、これにより業務全体の効率が低下します。
デジタル化で効率化
- コスト削減: デジタルツールを活用することで、書類の印刷のコストやそれらを保管するコストを削減できます。
- 情報の共有化: データの共有化として、クラウドサービスを利用することで社内外の情報共有が容易になることで業務が向上します。また、情報の更新がリアルタイムで可能なため、迅速な対応が可能になり、必要な情報を瞬時に検索・確認できるため、業務の効率が大幅に向上し作業が迅速化します。
デジタル化のポイント
- 業務プロセスを十分に理解し、自社のニーズに適したシステムを選ぶことが重要です。
- デジタル化を成功させるには、情報共有の仕組みを整えることです。
- 導入時の初期コストだけでなく、運用コストも考慮する。
初期導入コストへの対応
企業のIT化を目指すための助成金・補助金をご紹介します。
● IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金です。補助金申請者(中小企業・小規模事業者等のみなさま)は、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」とパートナーシップを組んで申請することが必要となります。IT導入支援事業者とは、生産性向上を目指す中小企業・小規模事業者等に対してITツールを導入し、補助事業を円滑に遂行するための支援を行う事業者です。
申請枠
- 通常枠
事業のデジタル化を目的としたソフトウェアやシステムの導入を支援
例: 在庫管理システム / 決済ソフト - インボイス枠(インボイス対応類型)
インボイス制度に対応した会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、PC・ハードウェア等の導入を支援
例: 会計ソフト / 受発注ソフト / 決済ソフト / PC・ハードウェア - インボイス枠(電子取引類型)
インボイス制度に対応した受発注システムを商流単位で導入する企業を支援
例: 受発注システム - セキュリティ対策推進枠
サイバー攻撃の増加に伴う潜在的なリスクに対処するため、サイバーインシデントに関する様々なリスク低減策を支援
例: ネットワーク監視システム - 複数社連携IT導入枠
複数の中小企業・小規模事業者等のみなさまが連携して地域DXの実現や、生産性の向上を図る取り組みを支援
例: データ分析システム
● 助成金
- 働き方改革推進支援助成金
「働き方改革推進支援助成金」は、労働時間の縮減や年次有給休暇の促進に向けた環境整備等に取り組む中小企業事業主に対して、その実施に要した費用の一部を助成するものです。 - 業務改善助成金
「業務改善助成金」は、中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援し、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)の引上げを図るための制度です。生産性向上のための設備投資(機械設備、POSシステム等の導入)などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その設備投資などにかかった費用の一部を助成します。 - キャリアアップ助成金
「キャリアアップ助成金」は、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。
デジタル化のご相談やデータのバックアップやセキュリティ対策・補助金や助成金に活用のご相談は、お気軽に福島リコピーにご連絡ください。